過去のリフォーム施工例ご紹介!

こんにちは!営業の風間です。
少し前からお中元やタカラのイベント等でお客様宅へご訪問する機会が増えております。
18年前にリフォームしたお客様宅にご挨拶したところ、久しぶりに内部までご案内いただきました。

リビング ハンモックも置けるゆったりとしたスペースです
リビング 別角度
天井 梁と天井の木目
薪ストーブ 18年物です

こちらの薪ストーブはデンマークのSCANというメーカーのもののようで、SCAN4という初期型のストーブでした。
鋳鉄で作られており、重量は100kgを超えるそうです。施工の時は大変だったと思われます。

余談

薪ストーブといえば快適な暖房器具というイメージがありますよね。
様々な要因がありますが、中でも鋳鉄が遠赤外線をよく放出することが関係しているようです。物体には「放射率」という物質が持つエネルギーを赤外線として放射する度合いを数値化したものがあり、鋳鉄は0.8程度だそうです。
放射率は0~1までの値となり、高いほど赤外線を放射します。0.8は比較的高く、赤外線をよく放射します。

また、温度が低いほど放射される赤外線の波長が長くなります。言い換えると遠赤外線になります。
薪ストーブは250℃程度なので、ハロゲンヒーターのフィラメント(2000℃程度)よりも波長が長くなり温度ムラが生じにくいと言われています。
正直その感覚を私はよくわからないのですが、、とにかく薪ストーブだとまんべんなく暖かく感じるようです。
(最近では遠赤セラミックヒーター等この辺りの課題を解消した電気ヒーターも出ている、らしい…)

遠赤外線は波長が長いため体の芯まで浸透しポカポカ温まる、とよく言われます。
実際には人間の皮膚の放射率が0.98程度とかなり高いため、皮膚表面にて効率よく熱エネルギーに変えられ0.1mm程度までしか浸透しないようです。
ただ、表面が温められることにより血流が良くなり全身がポカポカと感じられるみたいです。
現実とイメージは違うんですね…

また、基本的に黒体(全波長の光を完全に吸収する物体)に近いほど放射率は高くなります。
可視光内でのイメージとしては黒くてマットな質感のものとなり、例えばアスファルトは0.9を超えるそうです。
薪ストーブよりも暖房効果が優秀な物体が地面に敷き詰められている、と考えると冬は嬉しいですが夏場はゾッとしますね…

それよりもアスファルトより人間の皮膚の方が放射率が高いなんてイメージと全然違いますね。
非可視光線の吸収は目で見てわからないので、そのあたりの吸収性能が人体の皮膚は優れているってことなんだと思います。
進化の過程で、寒さから身を守るために太陽光から効率よくエネルギーを取り込むことに最適化してきたんですね…
言い換えると、夏はその分日射ですぐ暑くなるということなので、みなさまも残暑には十分お気を付けください。

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