八潮市H様邸金物チェックをしました
おはようございます。
本日はH様邸の金物チェックを行いました。前回ご紹介した筋違いや柱、梁など、建物の強度に重要な部材同士を結びつけ、建物の剛性を高めるために使用されるのが「構造金物」です。これらは地震や台風などの外力に耐えるために、建物の安全性を確保する重要な役割を担っています。
写真(左)には、梁と柱、梁と小屋を繋ぐ金物と、梁のつなぎ目を固定する金物が写っています。一方、写真(右)は、基礎と柱を固定する「ホールダウン金物」と呼ばれるもので、これも地震などで生じる引抜きや圧縮力に対処するためのものです。
これらの金物は、引張や引抜きの力に対しては金物が、圧縮に対しては木材がそれぞれ役割を果たすように設計されています。各接合部に対してビス一本一本も重要な役割を果たしており、すべてが建物の強度を支える要素です。
さらに、上記の3種類の金物はすべてL型金物ですが、それぞれの接合部にかかる力を事前に計算し、適切な強度のものが使用されています。これらは図面にしっかりと表記され、図面通りに配置されているか、また正しく固定されているかどうかを丁寧にチェックしました。すべての金物がきちんと配置され、固定されていることを確認しましたので、一つの漏れもなく安心です。大工さんの丁寧な仕事に感謝しています!
明日は第三者機関による構造検査が予定されています。引き続き安全性を確認し、H様邸が地震や台風などの災害にも耐えられるよう、最善を尽くしてまいります。